
積読がだいぶ消化できたので本の感想をまとめでいきます。
直近は「エンジニアのリーダーが持つべき素養とは」、「エンジニアが実装以外でできなければいけないことの模索」、「AI時代の今、改めて人間の特性を知る」、「対デジタル」がテーマでした。この辺りの考えを深めることができたと思います。
もし上記にある自分の悩みと同じ悩みを抱えている方がいたらぜひ読んでみてください。本屋で立ち読みすることを自分はオススメします。
エンジニアのリーダーが持つべき素養とは, エンジニアが実装以外でできなければいけないことの模索
エンジニアリングチームのリード術
エンジニアのリーダーやマネジャーになってもやはり技術に対する経験が土台になることがわかりました。マネージャーになるとおそらく実装の機会は減るでしょう。しかしそれでも技術の勉強やトレンドの追跡、未来に向けた技術マネジメントができないといけません。
一方で自分が手を動かす最前線いるとメンバーの教育やキャリアの先導ができなくなってしまいます。技術の知識と組織に対する知識、人間の成長に関する知識がバランスよく必要だそうです。
また、リーダーやマネージャーは行動で自分を証明できないといけません。口だけになっては決していけません。
自分が今何をしなければいけないのか、今後気をつけるべきことは何なのかの引き出しを手に入れることができました。
セキュアで信頼性のあるシステム構築
SRE本に近いと思います。SREの続編なのでSRE本を先に読んでおくべきだったと反省。SRE本は下記のことです。
自分が「良いな」と思ったのは最後の方にある文化を作りかたに関する章です。エンジニアというとどうしても実装力や知識が大事だと勘違いしてしまいます。しかしそれだけでは人は動きません。きちんとデータを集め理論を立て、未来を見据えた提案をしなければなりません。また、文化を醸成した後の維持も大事です。
直近、仕事をしていてモヤモヤしていた部分が少しだけ晴れました。この本を参考に行動に移しもっと自分の考えを言語化していきます。
AI時代の今、改めて人間の特性を知る
リファクタリング・ウェットウェア
脳の仕組みを知りながらどうやって学んでいくのかがわかります。プロになるためにはどんなことをすれば良いのか、プロになるまでの過程で人間にどんなことが起こるのかがわかって面白かったです。科学に基づいた説明なのも好感持てます。
私たちはどう学んでいるのか
ドキュメントや手順書を読むことが多いですが、一番自分の理解が深まるのは残念ながら自分の手を動かした時のような気が自分はします。「なぜなんだろう?」とよく考えていましたがその答えを知ることができた気がします。
文脈や経験など論文や書籍を引用しながら自分たちの学習能力について知ることができます。学校教育に真正面から立ち向かっていくところが自分は好きです。
対デジタル
スマホ脳
今更読みました。「スマホが悪!!」みたいな本ではないです。「人間がスマホを作ったことで人間自身にどんな変化があったのか、その変化とどう向き合っていくべきか」という内容だと自分は判断しました。
我々は自分の意思で行動してるつもりでも外部から誘導されているのかもしれません。怖くなりました。少しスマホと距離を置くようになりました(PCとの距離は相変わらずですが......)
人生のレールを外れる衝動のみつけかた
「自己啓発や勢いの本かな」と思っていたのですが、そんなことはなく「情報が溢れ、勝手に情報に身体が晒される現代で自分は自分のしたいことを見つけられているのか?」という内容でした。
自己啓発っぽいのは否定できませんが、「確かにそうかもな」と共感できる部分も多く楽しく読めました。作者が漫画やアニメ好きのようで要所要所で作品名が出てきます。読むのに飽きがこなかったのはそのおかげかもしれません。
おまけ
積読がだいぶ消化されました。次に読む本を探していきます。「小説を久しぶりに読んでみたいなー」と考えているのでサクッと読めそうな作品探してみます。やはり読書は自分の生活や思考を豊かにしてくれますね 笑