カピバラ生活

仕事や日常で感じたことをつらつらと書いていくよ

試用期間後に気を抜いてはいけない。むしろ気を引き締めようという考えを持った話し

見つめ直す医者の男性

はじめに

過去にこんな記事を書きました。 thinking-capy.blog

これの続編です。直近自分が思ったことを綴り未来の自分に同じ失敗をさせないよう記録しておきます。書き殴りに近いので文章が稚拙な部分が多いです。ご了承ください。

結論

  • 試用期間中に仕事できるのは周りの配慮があるから
  • 試用期間が終わってからしばらく経つと自分の本当の姿が見えてくる
  • 会社で自分に居場所を探すには努力が必要だ。挑戦しよう
  • ダニング=クルーガー効果を肌で実感し、理解が深まった

前提

当時の自分の状況を列挙

  • 社会人4年目(ジュニアのWebアプリケーションエンジニア)
  • 転職して3ヶ月が経った
  • プロジェクトを3つやる(大きい、小さいはある)
  • 会社に慣れたが、まだまだ会社のドメイン知識はない
  • 転職してから別チームとのコミュニケーション頻度はまだ少ない

なんで試用期間中は仕事ができてると実感したのか

振り返ると自分が仕事しやすいように周りが配慮してくれていたんだと思います。例を挙げると「オンボーディングタスクの選定」、「すでにドキュメントがあった」、「抽象的な仕事をする割合が低かった」です。

このような状況では当然仕事がうまくいくことは多く、自分自身「あれ?自分って仕事できてるのでは?」と感じる機会が多くなります。会社に慣れようという目的を持ったオンボーディング期間や試用期間にとっては非常に大事だと考えています。これは悪いことでありません。しかし、新入社員はここで気を緩めてはいけません。自分を過信してもいけません。

なぜ自分は危機感を持ったのか

複数プロジェクトを同時進行して考えることが増えたためです。いくつか紹介します。

プロジェクトで思ったように動けない

これがいちばんのきっかけです。「動けない」というより「動けないと勘違いした」が正しいです。

実務では今まで通りチケットが丁寧に作られていることは少ないです。むしろ抽象的なものを具体に落としていくことが多いです。振り返ると「それはそうだよな」と思います。前職でできていたことができなくなっていました。おそらく自分が天狗になっていたんです。

他部署との距離感やステークホルダーの多さが前職と違い、自分が本来できていたことが勝手にできなくなっていたのです。これは自分の認知の問題でした。仕事でやることの本質は変わっていないのに環境が変わったことでその本質自体も変わったと勘違いしてしました。

このような考えにならないように気をつけましょう。だいぶ先になりますが次回の転職先ではこの失敗を活かします。

ドメイン知識がなければ進められないことは多い

プロダクトの歴史を完全には理解できません。それは既存社員さんも同様です。自分はコードレベルでのシステム構成理解ができておらず躓くことが多かったです。やって初めて気づくことが多かったのです。 もうこれはやる機会を増やして潰していくしかありません。本当はこれを他の人がやらなくても済むようドキュメントを自分が作ることも大事かもしれません。しかし、どうやれば無駄にならないかわからずできていません。

これについては「一定しょうがないな」と思っています。時間が解決してくれるかもしれません。しかし、時間に任せるだけはしないように。

危機感を持って何をしたのか

はっきりと自分の行動や結果に出ていたので、流石にまずいなと思い改善を図りました。「効果があったのでは?」と自分が判断したことを挙げます。

自分が前職で何を考え、どう動いていたのかを言語化し直す

言い換えるならばメタ認知?かもしれません(間違ってたらごめんなさい)。「どうして前職でできていたことができなくなってるんだろう?」、「前職では何を意識し、何の目的でどんな行動を積み上げてどんな結果に結びつけていたのだろう?」、「周りからどんなところを評価してもらっていたのだろう?」をとにかく言語化し、自分を思い出そうとしました。

自分を思い出すというのはおかしなことかもしれません。しかし少なくとも自分は環境に左右されてしまいました。今振り返ると「初めての転職」という状況が自分に変な色眼鏡をかけさせ現実を歪めていたのだと思います。

言語化すると過去の自分が意識していたこと今の自分が意識できていないことの差分がはっきりします。わかればあとはその差分を埋めるだけです。やることさえ明確になってしまえばあとは行動を重ねるだけです。難しくないです。

主体性を取り戻す

具体的には 1.わからないことは自分から聞きにいく, 2.何か仕事はないか常に自分探して見つけて手を挙げる。

知らない部署やメンバーでもまずは聞いてみることをオススメします。また経験上、質問する時は既存資料を事前に見てから質問すると円滑に物事が進みやすいです。そしてがむしゃらに仕事を探し、手を挙げて行動で示しましょう。信頼貯金を自分の手で得るようにしましょう。

これは自分のようなジュニアエンジニアだけに必要なことかもしれません。経験を積んで自分のスキルが上がればこんなことしなくても社内で自分のポジションを確立することができるようになるかもしれません。しかし、ジュニアエンジニアで特別な力のない自分はそんなことありません。「周りの人より仕事をする」、「いろんな場所に自分から露出して認知していただく行動をする」、「仕事で使うスキルを知り、磨き続ける」が必須だという結論に自分は至りました。

この経験で学んだこと

やることは変わらない。環境が変わっただけ

職種や業界が変わったらこれは通用しないかもしれません。しかし、仕事の本質を理解すればほんの少しでも転職後でも自分の力を発揮できると考えてます。変な先入観をすぐ持ったり「うちはうち、よそはよそ」とすぐ認識してしまうのは今後控えます。

ダニング・クルーガー効果 は世の中で容易に起こる

ja.wikipedia.org

「人間は無自覚に 完全に理解した(わかってない) を起こす」ということを実感しました。また、これを認知できないと変な方向に努力をしたり周りにあたってしまうのではないかと考えました。

試用期間が終わったらきちんと振り返りをして本来自分が期待されていることを思い返すようにします。

最後に

勘違いで自分に対して自信を持つこと、そしてその後に自分へ絶望することは大事な経験です。自分はこの経験があって初めて本当の実力を知ることができました。今は仕事のモチベーションにもつながっています。

改めて自分の現在地を理解し、自分の目指したい方向を整理し、そのために挑戦し続けていきます。また、自分を過信しないことを忘れないようにします。稚拙な抱負ですが今回はこれで終わります。